ラグドール Ragdoll
ラグドールは、顔や手足などに特徴的な斑が入る毛色の、ミディアムロングの被毛を持つ猫です。
体型はロング&サブスタンシャルタイプで、大きめの頭にややつり上がった青い目、丸い頬をしています。
しっぽは体長と同じくらいの長さで、筋肉質で重量感がある体格です。
標準的な体重はオス6.5~9kg程度、メス4.5~7kg程度の中~大型猫とされています。
ラグドールの性格
ラグドールとは「ぬいぐるみ」を意味する言葉ですが、その名の通り、抱かれるのを好みます。
相手が子どもであっても、大きくしっかりとした体を預け、脱力してしまうほとです。
落ち着いた性格で、大きな声で鳴くこともほとんどなく、激しい遊びにはあまり関心を示しません。
家庭内ではほかの猫やペットより、人間に関心を持ち、常にさりげなくそばにいるような猫です。
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ラグドールの歴史
ラグドールを最初期に作出したのは、アメリカ・カリフォルニアに住んでいたペルシャ猫のブリーダーでした。
地域で暮らしていた外猫と、ブリーダーの飼っていた猫を交配して生まれた子猫が基礎となったと伝えられています。
ラグドールの歴史には、ちょっとした騒動がありました。
作出した人物は、この猫の魅力に自信を持ち、新しい品種として育成することとをビジネスと結びつけて計画しました。ラグドールの品種名は、登録商標でもありました。
そして、既存の猫血統登録団体には登録せず、新しい団体IRCAを設立し、ラグドールの血統管理と個体管理をフランチャイズビジネスの本部として行おうと考えていました。繁殖を行う目的の人には、フランチャイズ契約を行うことを条件に、猫を譲り渡していました。
このような仕組みに疑問を持ったある夫婦が、フランチャイズ契約を行わずに譲り受けた子猫で、新たに繁殖を行うことにしました。
そして1970年代以降、固定化したラグドールは、初期の作出者以外の繁殖者によって、有力な血統管理団体CFAやGCCF、FIFeに登録することができました。
また、ラグドールの初期の作出者が設立した血統登録団体IRCAは20世紀後半に分裂してしまいました。
この時期までにIRCAにかかわった人たちが、ラグドールを基礎に作った新しい猫種がラガマフィンです。
ラグドールの飼い方
ラグドールは、活発に活動するよりもリラックスして過ごすことが好きなタイプですが、子猫~若猫時代は普通の猫らしく非常に活発です。体が大きいため成猫になるまで3~4年はかかりますが、この時期を過ぎると性格は落ち着いてきます。
しっかりした体と美しい被毛を作るために、バランスのよい栄養の食事を与えるようにしましょう。
ラグドールはそれほど高い場所に上りたがる猫ではなく、体も大きいことから、キャットタワーを設ける場合は低めのもので構いません。大きな体の動きに耐えられる、安定した土台のものを用意しましょう。
長毛かつ、ロングコートのラグドールの被毛は厚く豊かです。ブラッシングはなるべく毎日おこない、抜け毛をきちんと処理してあげましょう。
ラグドールの毛色
ラグドールはシール、ブルー、レッド、クリーム、ライラックのポイント、これらのタビーポイント、バイカラー、トーティ(サビ)があります。
ラグドールは、毛色だけではなく斑の入り方に特徴があります。
顔や手足、尻尾などにアクセントが入る「ポイント」、四足に手袋や靴下を履かせたような「ミテッド」、2色
混合しているのがトーティ、2色が分かれているのがバイカラーになります。
また、生まれた時はほぼ全身が白く、成長に従って毛色が発現しますが、完全に発色するまで2年近くかかることもあります。
ラグドールの気を付けたい病気
重篤な遺伝性疾患については比較的少ないとされているラグドールですが、祖先猫の中にペルシャがいるため、その遺伝子を引き継いでいます。
ペルシャに多くあらわれる肥大型心筋症は、ラグドールでもしばしば起こるようです。
この病気になると、心臓を取り囲む筋肉が徐々に肥大していくことで、心臓の動きが悪くなり、血液が滞りがちになります。やがて心不全、貧血、血栓などを引き起こし、突然死に至ることもあります。
初期はほとんど症状が見られませんが、進行すると運動をしなくなったり、食欲が落ちたり、咳をしたりといった変化が起こります。
中年齢以上で起こりやすい病気ですが、元気がないと感じたら、歳のせいにするだけではなく、病院を受診するようにしましょう。
また、遺伝性疾患ではありませんが、一般的にかかりやすい病気として膀胱炎や尿結石、皮膚炎や毛球症などがあります。
膀胱炎や尿結石ではトイレが近くなり、血液が混じった尿をすることがあります。
尿結石から尿路閉鎖になると尿毒症を起こして死に至ることもありますので、おしっこの変化には常に気を配りましょう。
皮膚炎や毛球症は、こまめなブラッシングで予防することが可能です。スキンシップを兼ねつつ、被毛のお手入れはしっかりおこなってあげましょう。
ラグドールの価格相場
グループサイト、『みんなの子猫ブリーダー』における、ラグドールの直近3ヶ月間の子猫ご成約時の平均価格は約20万円、最高価格は110万円、最低価格は6万円です。
※一般的に子猫の価格は猫種スタンダードに近いかどうか、血統、顔、毛色、体の大きさ、月齢などの要因で変動します。
ラグドールの名前ランキング
2023年
男の子
- 位
- ソラ
- 位
- おもち
- 位
- ラテ
- 4位
- レオ
- 5位
- アクア
- 6位
- ココ
- 7位
- テオ
- 8位
- ラム
- 9位
- レオン
- 10位
- ロイ
女の子
- 位
- ルナ
- 位
- ココ
- 位
- ベル
- 4位
- ラテ
- 5位
- おもち
- 6位
- あお
- 7位
- そら
- 8位
- ゆき
- 9位
- エマ
- 10位
- ココア
2022年
男の子
- 位
- ハク
- 位
- そら
- 位
- ルイ
- 4位
- おもち
- 5位
- シエル
- 6位
- マロン
- 7位
- レオ
- 8位
- ロイ
- 9位
- レオン
- 10位
- こはく
女の子
- 位
- ルナ
- 位
- もも
- 位
- メル
- 4位
- さくら
- 5位
- てん
- 6位
- ゆき
- 7位
- マリー
- 8位
- マリン
- 9位
- モカ
- 10位
- モモ
ラグドールに関する記事
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