サイベリアンの特徴
サイベリアンは、骨量多くしっかりとした骨格、たくましい筋肉を適度な脂肪が覆っている、ロング&サブスタンシャルタイプです。体重は4~9kg、オスは時に10kgを越える大型の猫です。
頭部も大きく、広く丸い額に卵形の頬、アーモンド形の目、長くまっすぐなしっぽをしています。
サイベリアンの性格
サイベリアンは温和で従順、賢く辛抱強い猫です。家族に対しては愛情深いものの、テリトリー意識が強いため、仲間と認めない相手に対しては冷淡な面があります。
ネズミ捕りの優秀なハンターであるばかりでなく、水を怖がらない性質のため、魚を捕るために水に飛び込むことさえあるとされています。
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サイベリアンの歴史
サイベリアンは、ロシア土着の猫とされていますが、その起源はよくわかっていません。
近年の遺伝子解析による研究では、ウラル山脈をはさんで存在したペルシャやアンゴラと同じ祖先を持ち、紀元1000年頃には存在したと考えられています。
長毛でサイズが大きく、ノルウェージャンフォレストキャットやメインクーンとも比較的近い血縁であると考えられていますが、メインクーンよりはやや小さく、ノルウェージャンフォレストキャットとは頭部の形が違います。この2種との決定的な違いは、サイベリアンの方がより丸い形で「ビヤ樽形」とも呼ばれる体型を持っていること、そしてダブルコートの個体と共にトリプルコートという極めて珍しい被毛の個体が多く存在することです。オーバーコートは寒さと水分および乾燥から守るために、多めの皮脂で覆われているため、ほかの2種よりも硬い手触りです。
サイベリアンとはシベリアを指しますが、極寒のこの地域は野生ネコの存在する北限地域であり、この地で生き延びるための身体的な特徴や生活行動が見られます。
サイベリアンは、1871年にイギリスで行われた最初のキャットショーに出陳されて人気を得ましたが、当時のロシアは他国との交流や交易が制限されていたため、入手するのが大変難しい猫として知られていました。国外に輸出されるようになったのは、記録のあるところでは100年後の1987年以降のこと、サンクトペテルブルグのキャットクラブから輸出されたとなっています。当初は、ポーランドやドイツなど政治的に近い国やスカンジナビア3国のように地理的に近い国に限られていました。
ロシアとの冷戦時代であったアメリカに送られたのは1990年になってからで、文化交流プログラムの一環として数頭がアメリカの繁殖家に贈られたのみでした。1992年にTICAが新猫種の予備登録を行い、1996年には正式に猫種として登録されることになりました。
その後は政治的な雪解けとともに、世界各国に輸出されるようになりましたが、ロシアを代表する猫として現在も国際交流のシンボルになっています。
近年では、秋田県知事から秋田犬を贈られたプーチン大統領が、返礼に「ミール」という名前のサイベリアンを贈ったことで話題になりました。
サイベリアンは、ロシアではメドベージェフ首相やゴルバチョフ大統領など要人の愛猫でもありました。
サイベリアンの飼い方
体の大きな猫は、活発と言ってもそれほど運動能力が高いわけではない場合が多くありますが、サイベリアンの場合は話が別です。
極寒の荒れ地に暮らすこともあった彼らは、大きな体にしっかりした足腰を持っているため、大型猫としては例外的なほど跳躍力があり、高い所にも喜んで駆け上ります。キャットタワーは体重に耐えるようにしっかりと安定したものを設置するようにしましょう。
ロシアではサーカスに使われていたことがあるほど賢く、しつけは楽です。
愛情深いものの依存心はほどほどなので、留守番もできます。
また、サイベリアンは水を恐れない面がありますので、危険防止のために風呂や洗濯機のふたはしっかりと閉めておきましょう。鑑賞魚を飼っている場合、格好のおもちゃになってしまうことがありますので、警戒が必要です。
なお、サイベリアンはほかの猫に比べて猫アレルギーを起こしにくい猫とされているようですが、科学的な根拠は十分ではありません。研究でわかっていることは、猫の唾液やフケ、毛に含まれているアレルギーを起こす因子(たんぱく質)が、サイベリアンはほかの猫とは違う種類の因子であるということだけです。
アレルギーのある方は、ほかの猫種と同様、家族としてお迎えする前に慎重に検討して下さい。
サイベリアンの毛色
サイベリアンはソリッドカラー、タビー、バイカラーなどいろいろな毛色が存在しますが、公認される毛色は登録団体によって異なっています。
原産国であるロシアでは公認される毛色は主に茶色や黒褐色など幅が狭く、アメリカなどでは多くの色とパターンが公認されているようです。
サイベリアンの気を付けたい病気
猫は一般に犬よりも腫瘍の発生が少ないとされていますが、サイベリアンは毛色の白い個体について、悪性腫瘍の起きやすい系統があるとされています。猫の場合、悪性腫瘍は予後の悪い場合が少なくありませんので、小さなおできでも見逃さずに早めに動物病院を受診しましょう。
そのほか、遺伝的に起こりやすい疾患として、肥大型心筋症、多発性のう胞腎があります。
サイベリアンの名前ランキング
2023年
男の子
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- 位
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女の子
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- ラテ
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- マロン
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2022年
男の子
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- レオ
- 位
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- 位
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女の子
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- 位
- ルナ
- 位
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